当ブログの「昭和の名曲」シリーズは、自分で書いていて楽しいのです。自分が本当に好きな歌について書けるから。

 

昔、小沢昭一が「俺達おじさんには今歌う歌がない」と歌っていましたが、本当にシニアには今歌う歌がありません。

 

スナックに行っても、ママは自分よりかなり年下です。ホステスの女の子の前で、自分の好きな歌を歌ったら、完全に場が白けてしまいます。

 

一人カラオケで歌うしかありません。また、こうしてブログにその歌の思い入れを書くことが何よりの楽しみなのです。

 


で、今回取り上げる楽曲は「ザ・テンプターズ」の「復活」。

 

「テンプターズ」が活躍していたのは、私が小学6年生くらいだったと思います。

姉がグループサウンズが大好きで、「タイガース」や「テンプターズ」のファンでした。

 

そのため、ジュリーこと沢田研二やショーケンこと萩原健一の歌唱はしょっちゅう聴かされていたのです。

 

「テンプターズ」の「復活」は代表曲ではありません。

 

「神様お願い」「エメラルドの伝説」などに比べ、それほど有名ではないのですが、なかにし礼の歌詞が素晴らしい。

 

こちらから、お聴きください。

 

 

「復活」は1970年3月にシングル発売されました。歌詞は、なかにし礼が担当。作曲は川口真。

 

なかにし礼は「テンプターズ」の楽曲の歌詞をいくつか担当しています。

 

シングルリリースされた曲の中では「エメラルドの伝説」「純愛」「帰らなかったケーン」「復活」「出来るかい?出来るかい?」の歌詞は、なかにし礼が書きました。

 

この「復活」の歌詞を聴いた時、ハッとしたのを覚えています。それ以来、ずっと「復活」の歌詞を愛しつづけているのです。

 

私はこのように歌詞を愛し続けることはないので、その意味でも「復活」は非常に思い入れの激しい曲だと言えます。

 

なかにし礼の紡ぎ出す言葉は、光輝いています。感性は冴えわたり、言葉は天空に舞い上がってゆくかのようです。

 

特に、この「復活」の歌詞の切れ味には「天才のひらめき」という言葉さえ想起せざるをえません。

 

少しだけ、引用してみましょう。

 

サビの部分が特にいい。

 

ワンコーラス目のサビの歌詞

 

青い空の下を谷川を 涙ふりまきながら

服を脱ぎ捨てて裸でまるで子供のように

 

ツーコーラス目のサビの歌詞

 

鐘を打ち鳴らそう君ののため 谷に聞こえるように

水で身を清めて祈ろう とこしえの愛を

 

ツーコーラス目のサビの歌詞をこのなく愛してきたのですが、実は私は間違って覚えていました。

 

「谷」を「神」と勘違いしていたのです。

 

ショーケンの歌を聴いていると、「神」と聴こえ、そのように暗記していました。

 

今一度、歌詞をネットで読み直してみると、やはり「神に聞こえるように」の方が、崇高かつ気高い感じして良いと私個人は感じています。

 

「谷」ならば「水」につながるし、「神」ならば「祈ろう」につながるので、どちらでも意味はつうじる気がします。

 

私としては、この「復活」という曲を、「神に聞こえるように」と長年にわたって信じ込んできたので、今さら自分の中で変更する気にはなりません。

 

ですから、私は個人的に「鐘と打ち鳴らそう君のため 神に聞こえるように」と、一人カラオケで歌い続けるつもりです。