もろもろの事件の渦中にあった、貴乃花親方への処分が決定しましたね。

 

親方衆の階級で最も低い「年寄」へ2階級降格することが決まりました。月給も理事当時の144万8000円から80万8000円へ64万円も減額。

 

元理事の年寄降格は過去に例がなく、年明けまで巡業部長として協会NO.3に相当していたが、100人中83番目へ急降下しました。

 

解雇に相当する「契約解除」だけは逃れられたわけですね。

 

この問題については書くつもりはなかったのですが、昔からの貴乃花ファンなので、貴乃花の今後について少しだけ記してみることにします。

貴乃花親方は、相撲協会の上から3番目まで上り詰めていたとは初めて知りました。

 

それにしても、厳しい処分により、土俵際まで追い詰められ、特俵でのこったという感じでしょうか。

 

普通に勤めていれば、あと数年で理事長になれたのでしょうけれど、これでその道もほぼ閉ざされてしまいました。

 

どうして、このようなことになってしまったのか?

 

結論から言えば、ことを急ぎ過ぎた、のだと思います。

 

貴乃花親方が、相撲協会の改革という情熱を抱いていることは有名です。

 

古い体質の相撲協会を改革するのは、容易ではありません。

 

日馬富士の暴行事件が起き、怒り狂ったこともあるでしょうけれども、この機会に一気に改革まで持ってゆこうとしたのでしょう。

 

ことを急ぐあまり、冷静さを欠き、大事をなすには周到な準備をしなければならないことを忘れてしまったのでしょう。

 

これで相撲協会の改革は遠ざかりました。しかし、貴乃花親方は死んではいません。

 

まだチャンスはあるのです。ただし、やがて訪れるであろう、次のチャンスを活かすためには、冷酷なほど自分の感情を抑制し、スキの無い準備をしてほしいものです。

 

幸い、弟子たちは育っています。弟子たちが上位に上がれば、また貴乃花の評価も上がるでしょう。

 

貴乃花が類まれな能力を持っていることは誰もが認めるところ。

 

その才能を自分自身が持てあましているのかもしれません。

 

貴乃花の現役時代のような爽やかな笑顔が、見られる日がいつか訪れることを信じたいものです。