サッカーが一番面白かったのは、いつ頃かと質問されたら、やはり、1998年のフランスワールドカップ予選でのサッカー男子日本代表の悪戦苦闘ぶりではなかったでしょうか。

 

もう、本当にハラハラ、ドキドキしてテレビにかじりついていました。

 

あの時代は、思い出すと、まるでのようです……

 

 

本当に一試合ごとに手に汗握って応援していた、あの頃が懐かしい。

 

カズ、ロペス、中田、名波、相馬、井原、秋田などの姿が今も鮮明に想い浮かびます。

 

その次に面白かったのは、アメリカワールドカップ予選で敗退した日本代表が、監督にファルカンを迎えて、新たにスタートした頃。

 

ファルカンといえば、ジーコらとともにブラジル代表の黄金の中盤といわれたカルテットの一人。その英雄が日本サッカー代表の監督をしてくれるなんて、夢のようは話でした。

 

あの小倉隆文が躍動したフランス代表との試合は忘れられません。

 

日本のサッカーは、決して強くはなかったけれど、サッカーが夢の代名詞だったことだけは間違いありません。

 

喫茶店に入って、スポーツ新聞のサッカー欄を何度も何度も繰り返し読んでいたのは、あの頃だけです。

 

「これから、日本サッカー代表は強くなる、どんどんいい選手が出てくる」、そんな期待感で、胸がいっぱいでした。

 

では、今はどうでしょうか?

 

あの頃と比べると、技術は各段にうまくなっています。

 

でも、感動がありません。夢を感じることができないのです。

 

何かが足りない……。

 

自分が年をとりすぎてしまったのかもしれません。

 

60歳を過ぎ、自分の人生はそんなに長くない、そう感じるからこそ、サッカーに自分の人生を置き換えて感動している時間はないと思っているのでしょうか。

 

もう、野球なり、サッカーなり、観戦に長時間を要するスポーツののめり込むことはないと思います。

 

サッカーが夢の象徴だった時代は終わりました。でも、それを嘆くまい。

 

これからは、夢は自分で作ってゆけばい良いのですから。