60歳のラブレター」は、もともとは、長年連れ添った夫婦が、口に出しては言えない互いへの感謝の言葉を1枚のハガキにつづるという応募企画だそうです。

 

一般から俳句や川柳を募集するという企画がよくありますが、そのバリエーションの一つと言えるでしょうか。

 

企画はかなりベタなわけですが、今回私が鑑賞した映画「60歳のラブレター」は、ベタではなく、洗練された作品に仕上がっていました。

 

 

NHKが出版した「60歳のラブレター」が原案になっていますが、ほとんど脚本家の創作ではないでしょうかね。

監督は深川栄洋ですが、センスが良いですね。

 

映画「60歳のラブレター」は2009年に公開された日本映画。

 

中村雅俊原田美枝子井上順戸田恵子イッセー尾形綾戸智恵、この3組のカップルの描き方が、実に巧みでした。

 

良質のエンターテイメント作品です。

 

音楽が上手に使われていました。ビートルズの「ミッシェル」をイッセー尾形が病室で弾き語りするシーンは、印象に残りましたよ。

 

エンディングの森山良子が歌う「candy」は、お洒落で温かい、この映画のテイストと良く合っていました。

 

サウンドトラックを聞いてみたくなる珍しい映画でもあります⇒60歳のラブレター オリジナル・サウンドトラック [ 平井真美子 ]

 

ところで、「60歳のラブレター」という企画は、舞台でも何度か上演されています。

 

作家が頭でひねり出す物語ではなく、一般の人たちの実体験の中に、意外な宝物がたくさん見つかるということでしょうか。

 

機会があれば、書籍の「60歳のラブレター」を読んでみたいと思います。